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プロローグ
第一章 私は殺伐の陳列ゲージ
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@TOMONORI TANAKA
犬と話せたら良いのにね、と私のご主人様は笑った ——— 彼は人間で言うところで32歳のいたって普通の男だ。 えさをくれなければ2日とて覚えられる顔ではない。
ご主人様と最初に会ったのは 私がまだ小さな箱に詰められていた時だ。
今日もどこかの国から来た不安そうな新入りが、 静かに裏の箱に入れられる。 何かを注射で打たれたのち、表の透明の箱へ移動だ。 そして、大勢の人間たちが私たちをくまなく見つめる。