
dog.04 警報、鳴る |
第一章 |

「あいつには気をつけた方がいいぞ、、、」
上の箱に住む、同期のアメリカンショートヘアーが、
色白な奥さん風の女性を見て、
ビー・ケアフル 的なことを言ってきた。
犬と猫とでは客層が異なるので競合が起きず、
アメリカ野郎とは持ちつ持たれつの関係だ。
結局、依存系ギャルは
私とミミさんとの関係をこじらせただけで帰っていき、
入れ違いでご来店したのが、色白の奥さんだ。
「買わないリピーターほど疲れる事はないよな。
あの色白奥さんがこない日は無いくらいさ。
来たら指名しないわけにはいられないらしく、
まあみんな、嬉しくなくはないのだが結局いつも決めないから
無駄だと思わざるをえなくなくなるのさ。」
アメリカ野郎は二重否定が多くて、
結局おまえ、なんなんだと問いただしたくなるが、
それでも生きる上で必要な情報だ。
「このワンちゃん触っていいですか?」
どうやらその色白奥さんからご指名をいただいたらしい。
さてどんな女なのかと、舌舐めしながら私は立ち上がった。




MEMO





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